10月 1

dd オプションメモ

入力から出力へデータをコピーするコマンド「dd」のオプションメモです。
超訳です。

オプション 効果
 bs=<BYTES>  
  一度に読み込みと書き出しをするBYTESサイズを指定。
  ここで指定した値は「ibs」「obs」よりも優先される。
 
 cbs=<BYTES>  
  一度に変換するBYTESサイズを指定。
 
 conv=<CONVS>  
  指定されたCONVSに沿ってファイルを変換。(複数指定する場合はカンマ区切り)  
  指定可能なCONVSは別表参照。
 
 count=<BLOCKS>  
  指定されたブロック数のみコピー
 
 ibs=<BYTES>  
  一度に読み込むバイト数を指定。
 
 if=<FILE>  
  標準入力の変わりに指定されたFILEを読み込む。
 
 iflag=<FLAGS>  
  コンマで区切られたFLAGSの指定通りに読み込む。  
  指定可能なFLAGSは別表参照。
 
 obs=<BYTES>  
  一度に書き込むバイト数を指定。
 
 of=<FILE>  
  標準出力の変わりに指定されたFILEを書き込む。
 
 oflag=<FLAGS>  
  コンマで区切られたFLAGSの指定通りに書き込む。
  指定可能なFLAGSは別表参照。
 
 skip=<BLOCKS>  
  入力の開始時に指定したブロック数をスキップ。
 
 seek=<BLOCKS>  
  出力の開始時に指定したブロック数をスキップ。
 
 status=noxfer  
  統計情報を表示しない。
 
CONVS 効果
 ascii  
  EBCDICをASCIIに変換。
  
 ebcdic  
  ASCIIをEBCDICに変換。
 
 ibm  
  ASCIIからIBM EBCDICに変換。
 
 block  
  改行で区切られたレコードをcbsで指定したサイズの空白で埋める。
 
 unblock  
  cbsで指定したブロックの末尾の連続した空白を改行に変換。
 
 lcase  
  大文字を小文字に変換。
 
 nocreat  
  出力ファイルを生成しない。
 
 excl  
  指定した出力ファイルが既に存在する場合は失敗。
 
 notrunc  
  先頭バイトから書き込みを行い、出力ファイルの切り詰めを行わない。
 
 ucase  
  小文字を大文字に変換。
 
 swab  
  すべての入力バイトの2バイトずつ(偶数バイトと奇数バイトの)ペアを入れ替える。
 
 noerror  
  指定されたCONVSに沿ってファイルを変換。指定可能なCONVSは
  GNU ddは奇数個バイトのファイルを読み込んだ際も動作し、最後のバイトは単純にコピーされる。
  
 sync  
  「block」「unblock」が指定されていない場合は
  各入力ブロックが「ibs」のサイズになるようNULL(0バイト)で埋める。
  逆に指定されていない場合は空白で埋める。
 
 fdatasync  
  終了前に物理的な出力ファイルデータを書き出す。
 
 fsync  
  メタ情報を追記。
 
FLAGS 効果
 append  
  追加モード(出力のみに意味がある。conv=notruncが推奨される。)
  
 direct  
  データアクセスにダイレクトI/Oを用いる。
 
 dsync  
  データアクセスに同期I/Oを用いる。
 
 sync  
  メタデータを追記。
 
 nonblock  
  データアクセスにノンブロックI/Oを用いる。
 
 noatime  
  アクセスタイム(atime)を更新しない。
 
 noctty  
  ファイルから端末操作を割り当てない。
 
 nofollow  
  シンボリックリンクを辿らない。
 
オプション 効果
 –help  
  ヘルプを表示
  
 –version  
  バージョン情報を表示
 


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Posted 2010年10月1日 by ntsuji in category "tool